一度の人生いかに生きる|日本古代の生き方

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一度の人生いかに生きる

山本貴美子著『一度の人生 いかに生きる』福来出版 カバー引用

人の生きる意味や人の生き方とか、人はどう生きるべきかなどと一度は考えた事があるという人は多いのではないでしょうか?

そこで、山本貴美子著『一度の人生 いかに生きる』福来出版を紹介したいと思います。

思想として、
前世の記憶を持つ子供がいるから人は生まれ変わると信じる人と、人間死んだらお終いだと信じる人に大半別れるのではないでしょうか。

著者は、「死後の問題を解決せずして、この世をどう生きるかを語ることはできないのです」と力説します。

ブログでは、源日本人は「丹生の池」で生命がにゅ~っと生まれ進化し「日抱の御魂鎮め」という精神文化を持ち国造りを始め何処までも尊く生きた大和民族の生き方と日本古代正史(飛騨の口碑)を紹介してきました。
今回は、山本貴美子著『一度の人生 いかに生きる』を紹介しつつ、古代日本人は霊魂不滅の生き方を実践してきた記録を紹介します。

生まれ変り思想は大迷惑、死んだらお終いと思っている人はお終い

涅槃と六次元論

山本貴美子著『涅槃と六次元論』福来出版 カバー引用

人が生きる意味や生き方を考えるときの背景となる思想にはどんなものがあるかを著書より引用しました。

人間は生まれ変わると信じている人にとって、大昔から何度も何度も生まれ変わり死に変わり輪廻転生(りんねてんしょう)すると思っている人にとっても、前世の記憶をもつ子どもが実際にいるということはおおいなる証拠であり強みです。

生まれ変わり思想をもつ人は大勢います。
この、前世の記憶をもつ、まさに生まれ変わったかのようにみえる現象をこれだけ見ていると、生まれ変わりの確たる証拠のようにみえますが、山本健造が発見した六次元弁証法(『六次元弁証法』福来出版)に照らし合わせると生まれ変わり思想は唯心論に偏っており、矛盾があり真理ではないことがわかります。

また、人間死んだらしまい、は唯物論に偏っているのです。
ではどうなのか?です。
思ったとおりになるのです。

死んで終いと思う人は死んで終いになるのです。
生まれ変わると思う人は誰かの胎児に入り込んで生まれてくるのです。

しかし、本当の生まれ変わりではなく、幼い一時期前世の記憶を持っていますが、本人のDNAが活動しだして前世の記憶は消えていくのです。

生まれ変わり思想を持っていて胎児に入り込むなど、胎児にとって胎児の家族にとってときには大迷惑です。

一見生まれ変わったように見える生まれ変わり様現象は迷惑であり、生まれ変わり思想は迷いなのです。

前世の記憶は、念写の原理から説明ができるのです。
このことを『涅槃と六次元論』(福来出版)で詳述していますので、ぜひ御一読ください。

(山本貴美子著『一度の人生いかに生きる』福来出版P2~3より引用)

先祖を祀り日抱きの御霊鎮めを行う

先祖を祀り、日抱の御魂鎮め行う。いつからなのか後に社(やしろ)が建てられた。しかし、残念ながら古代出雲教によって、本来祀られていた先祖をすり替えられている所が多い(どこに行っても出雲の大国主命が祀られているのはなぜか?)

筆者は、死後どうなるかと言う問題にたいして、「生まれ変わり思想」も「死んだら終い思想」も迷信であると言う。

普通の人は、自分の魂が残るという自覚を特に持たず、死後エネルギーが弱く墓でおおかた眠り、時間の経過とともに個性を失い消えてしまう生者必滅の原理に沿うと言います。

では、
古代の日本人(大和民族)は、日抱の御魂鎮めを行い心を鎮めると近い将来が見えた。
それは、海を渡って筑紫(九州)に上陸する異民族の姿であり、このまま黙っていれば侵略され、日本人(飛騨から降りて行った人々)は殺され食べられる事が見えた。

そこで、初代大淡上方様を中心に先祖代々言われたことを守り抜くという忠誠心を皆がもって国造りを始め防衛のため海辺を固め連絡網を作ってきました。
筑紫平定
だから、二千数百年、今日まで世界に類のない素晴らしい国として存続している。

古代の日本人(大和民族)には、「生まれ変わり思想」も「死んだらお終い思想」もないのです。

どこまでも、みんなが幸せになるように、国を守るぞという高く強い志がありその思いは死後も霊魂不滅の原理で活躍している。
それも、生前神通力を具えていた人は神通力を具えたままである。
日抱の御魂鎮めを行う所には、先祖を祀り自分より上(うえ=かみ)として敬い国を立派にするぞとの思いが一体であったと私(ブログ製作者)は考えています。

余談ですが、
漢字が伝わってから、上(かみ)⇒神(かみ)となり、
さらに古代出雲教が、飛騨王朝を逆恨みし古事記日本書記に、飛騨王朝第35代スメラ命天照大神(上方(うわかた)がスメラ命となり後に天皇となる)のこと、飛騨=高天原のことをわざと神話化しボカして伝えなかった事が解ってきました。
しかし、日本の正確な歴史は飛騨に口碑として伝わっている事はブログで紹介した通りです。

次は、霊魂不滅を証明する話として伝わっていますので紹介します

先祖の神にお尋ねした神功皇后

旗鉾神社

籏鉾(はたほこ)神社

神功皇后と籏鉾神社

『籏鉾の由来』が籏鉾橋に刻まれています。画像クリックでストリートビューへリンクします

今、生きている者がすでに亡くなっている先祖に相談をかけたことが『日本書紀』にあります。神功皇后(じんぐうこうごう)です。

そのときの模様を飛騨(岐阜県高山市)に詳しく云い伝えていますので、『明らかにされた神武以前』(福来出版)から要約して引用します。

仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)の御世に九州の熊襲が反抗するので征伐しても、すぐ勢いを盛り返して攻めて来るので、同じことの繰り返しで果てがないので、捕虜をよく調べて見ると、朝鮮から応援に来た者がほとんどであったんじゃ。

新羅(しらぎ)を叩かねば日本は新羅に占領され、殺されたりすることは、はっきりしているが、新羅を攻めても負ければ大変な事になるので、神功皇后は一心に身を清めてお祈りされたんじゃ。

神功皇后が竹内宿禰を審神者(さにわ)にして祈っておられること七日も続き、へとへとになった頃、出られた神が
「我は、飛騨の乗鞍のふもとにいる神なり」と申され、新羅を攻めたらよいか、やめたらよいか迷いに迷った時、

その神が『姫よ海に出て髪を洗って天を仰げよ。そのとき髪が真ん中より二つに分かれたら、その髪を男の髪に結い海を渡ってゆけ。まんいち髪が乱れたら、出ていってはならぬ』と申されたのじゃ。

そのとき出られた神は、初代大淡上方様(おおあわのうわかたさま)から数えて十五代目の御方で、淡上方様と申し上げて、未来を見透すことがよくできる大変な神通力者で、それはそれは偉い人であった。

神功皇后が神が申された通りにされると、髪が真っ二つに分かれたので、男装されて新羅へ五百の船を従えて行かれたのじゃ。

後日談が飛騨に伝えられていますので、書き添えておきます。
この続きが旗鉾(飛騨の乗鞍のふもと)に伝わっているのです。
神功皇后は、凱旋後、戦勝の報告と御礼に家来を、飛騨の乗鞍のふもとの淡郷(あわごう)の日抱宮(ひだきのみや)に派遣されました。

家来達は、多数の朱塗りの旗竿(古代は旗鉾という)に旗を吊して神前に奉納して帰りました。

布の旗は朽ちて落ちましたが、旗鉾(竿)はいつまでも神前に立っていたのです。それでその地を旗鉾というようになり、後に旗鉾という地名となりました。

(山本貴美子著『一度の人生いかに生きる』福来出版P35~37より引用)

三年続いた消えずの燈明事件
年代は降って文化八年(江戸時代末)旗鉾日抱宮のさわらの神木に川からヒラヒラと龍灯(りゅうとう)が上がって、

頂上に神火が現われ、天照大神(ヒルメムチ命)の札が現われ、神楽が響き、神の姿が現われて一日千数百人が旗を押し立てて参拝し茶屋が数百軒も並び大谷に茶屋屋敷、大鳥居跡が三ヶ所にでき、信州から馬が献上され、

旗鉾へ米や塩を買う人が来る有様となり、京都から寺社奉行常陸守が調査のために派遣されて、かぎ取りの小笠原家に滞在したので、慌てて部屋を新築したのです。
その頃の詳しい記録が小笠原家に保存されています。

(原著者=山本健造/編集者=山本貴美子「日本のルーツ飛騨」福来出版より)

三韓征伐

月岡芳年筆「日本史略図会 第十五代神功皇后」

人の生きる意味や人の生き方とか、人はどう生きるべきかなどを考えたとき
生まれ変り思想でも死んだらお終い思想でもない霊魂不滅の生き方を故山本健造博士は「価値実現」と言って誰にでもできるぞと熱弁されています。

山本貴美子著『一度の人生 いかに生きる』福来出版には、迷信に偏っていても矛盾のない人生観・生命観・宇宙観が理解できるよう六次元弁証法で語られています。

著者は、
「さて、死後は心の世界ですから、当然、心で思ったとおりになる世界なのです。から、死後のことを知ったうえで自分は生きている時どう生きるか、大事なことは、死んでから後悔しないようにすることです。」と
力強く語られています。

六次元弁証法

山本健造著『六次元弁証法』福来出版 カバー引用

『いかに生きる』目次を紹介

一度きりの人生とその死後

  • 前世も来世もない一度の人生
  • まず死後を知れ
  • 世界各地に起きている幽霊現象
  • 死者との交信からうかがう死後の世界
  • 念写に現れた弘法大師
  • 今なお御活躍の弘法大師
  • 天才でも大失敗
  • 山本健造の透視は長南様に守られて
  • 山本健造の霊界探訪
  • 死後は生前の延長
  • 死は怖くない
  • 絶対に自殺をしてはならない
  • 悪事をしてはならない

生前の神通力者 死後なお偉大な活躍

  • 神通力
  • 生前の宥明上人空を飛ぶ
  • 宥明上人、病人を治しながら山形へ帰る
  • 長南年恵様、祈るとカラ瓶に水薬が
  • 偉大な神通力者の背後には霊界の多くの行者が
  • 釈迦は偉大な神通力者であった
  • 偉大な神通力者は、死後は生者のエネルギーを借りて偉大な通力
  • 五千年前の大荒城神今なお驚くべき神通力
  • 五千年前に生きた人鳥居神今なおスゴイ神通力
  • 「頼みにこいよ」「助けるぞ」と待っていてくださる神々
  • 円滑現象交通事故
  • 大難が小難に
  • アポーツ現象
  • アポーツ現象は霊界の神通力者が関与
  • 思いがけない御縁
  • 近い人から遠くへそして公平の原理
  • 生命エネルギー(神通力)は空間、時間を超越する
  • 意識場のなかにいた人助かる
  • 九州と北海道の家族を一緒に精神統一する
  • 原理は同じアメリカでも起きている心霊現象

神通力は命が生む

  • 自分の命 命
  • 偉大なる尊厳
  • 人間は祈りをもって地上に現れた
  • 神通の体験
  • 神通力は命の初めからあった
  • 日抱きの御魂鎮め
  • 現代版日抱きの御魂鎮めが六次元の精神統一
  • 偉大な霊人に頼んで行った山本の真の精神統一
  • 天才と凡人の差

暗 示 ・幻覚(心理学)と神通力(生命エネルギー)を峻別せよ

  • 暗示と生命エネルギー波及を峻別せよ
  • 治りさえすればなんでも良い、はおおいに危険
  • 暗示の働き
  • 偶像から心霊現象、奇跡は起きない
  • 暗示治療の弊害
  • 幻覚(心理学)と透視(神通力)を峻別せよ

いかに生きるか

  • 生者必滅
  • 永遠の生命
  • 死後は本人の思うとおりに
  • 宇宙は中心志向性
  • 宇宙の実体は神の知し
  • いかに生きるべきかを考えよ
  • 宇宙に流れている価値創造
  • 聖[真・善・美・勤]に生きる
  • 自己がなくなるまで
  • 人は名
  • 過去は残っていた
  • 命を伝える
  • 至誠、勤労、果報、還元を提唱
  • 哲学の大革命六次元論
  • 崇高な魂に

困難迫る青年よ立て

  • 今のままでは亡国、まず日本を立て直せ、それから世界平和に
  • 日本から提唱して努力せよ世界永久平和論
  • 世界永久平和論の綱領

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